ピッタリすぎてもダメ?適切な余白とサイズ選びのコツ( 壊れ物の梱包編 )
車の設計を行う際に「クラッシャブルゾーン」という衝撃を吸収し乗員を守る“つぶれる空間”が設けられるそうです。
これはパッケージの設計にも通じる考え方で、壊れ物の梱包では、箱がピッタリすぎると外部からの衝撃が直接商品へ伝わってしまうため、あえて「余白」を設けた設計とすることがあります。
今回はその「余白」に注目し、壊れやすい製品を安全に届けるためのダンボール箱選びを実務目線で解説します。
壊れ物には「余白多め」の梱包を
梱包された商品が壊れる主な原因は「商品が箱の中で動くこと」と「外部からの衝撃」です。
特に精密機器など衝撃に弱い商品には、商品の周囲3~5cmの余白を考慮したサイズの箱を選び、余白部分を緩衝材でしっかり固定することで、破損リスクを抑えることができます。
ただし余白が大きすぎると商品が動いてしまうため注意が必要です。さらに素材選びも重要で、一般的な5mm厚のダンボールより8mm厚の丈夫な素材の箱を選ぶことで、より安全な梱包となります。
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