OUR QUALITY

箱の品質とは

箱の品質を決めるもの

パッケージや箱には、歴然とした品質の違いがあります。それは人の感覚に、つまり視覚、触覚、聴覚、嗅覚に、直接訴えるものです。見えるところだけが箱の品質ではありません。実際にモノを保管し、運び、出し入れするものとしての箱は、使い勝手や強度など、さまざまな細かい点に配慮して作られています。職人は見えないところに腕を発揮します。本当の品質の良さは、細部に宿っています。

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丁寧な折り返し

箱は、平面の紙をさまざまな形に折って作られていますので、箱の角や折り返し部分に箱の品質が見えてきます。良い箱は細部までズレがありません。

特に、表面に紙を貼り付ける貼箱では折り返し部分の処理に技術の差が生まれます。ズレがないように綺麗に折り返された貼箱は美しく、バランスが取れています。見える表側だけでなく、見えない裏側までこだわるのが、PACKAGE ARTの流儀です。

  • ミリ単位での調整
  • 形状面での調整
  • 正確な手作業

内容物に適した強度

箱は保管し、持ち運びもするものですから、内容物に即した適正な強度を持つことは必須の条件です。但し、ただ単純に強度が高ければ良いというものではありません。

中身・内容物の理解は当然ながら、様々なエンドユーザの使用場面を想定し、用途に応じた強度を検討します。経験上、想像しないような用途で使われる場合もあります。また、デザインやサイズ・重量など、他の箱の要件とも整合性をつける必要もあります。使う材質や構造も考え、総合的なバランスの中で最適な箱の形が見えてきます。

  • 丁寧なヒヤリング
  • 用途のシミュレーション
  • 試作品による強度のテスト

フィット感

箱の品質を決める重要な要素にフィット感があります。既製品とカスタマイズで一番差が出るところです。ドレスやスーツと同じで、体に合わないサイズや形状は、どんなに素材が良くても見劣りします。

商品の収まり、取り出しやすさに加え、身とフタのはまり具合、見た目やバランスの気持ちよさといったところに品質の良し悪しが出ます。箱の中の副資材も大事な要素となります。ウレタンをはじめ、様々な種類や形状の副資材があり、最適なものを選択します。

  • ミリ単位での調整
  • 多種多様な副資材に関する知識と経験
  • 豊富な形状・構造に関する経験値

わかりやすさ

わかりやすさは、それだけでも品質が高いと言えます。どれほど凝ったものでも、取扱説明書が必要な箱というのは少し使いづらいです。箱の用途や使用方法が簡単にわかるものが親切で、特にパーツが多い場合、商品の取り出しから使用するまでの流れが直感的に理解できることは大事です。

PACKAGE ARTでは、箱やパッケージのユーザ体験を重要視しています。過去の豊富な経験を生かし、商品の魅力を引き立たせるためのわかりやすさにこだわっています。お客様のイメージやコンセプトに沿った形で、アイデアをご提案しています。

素材の良さ

パッケージや箱の素材は、紙を中心に多種多様です。紙の材料、色合い、手触り、柄や模様など、求める品質によって様々なレベルがあります。手に入りやすいものから、希少性のあるものまで千差万別です。

但し、箱としての品質で考えれば、高級な素材であれば良いという訳ではなく、全体のコンセプトや形状・構造とマッチしたものである必要があります。

PACKAGE ARTは、長年にわたって培ってきた知識とネットワークにより、幅広いオプションをお客様にご提供できます。と同時に、お客様の意向に寄り添い、最適な素材を検討できる範囲に絞り込むお手伝いもさせていただきます。

印刷・表面加工

パッケージや箱において印刷や表面加工は非常に重要な要素です。印刷も技術を要する生産工程です。箱の印象は、印刷の良し悪しで大きく影響されます。

印刷する紙の材質や表面加工の有無など、様々な要件を考慮に入れて最適な印刷を施します。発色やコントラストなど、コンセプトに合わせる形で印刷も行います。フルカラー印刷の上に箔押しを行うなど、印刷にも色々なオプションをご用意しています。

PACKAGE ARTの行う印刷は、全て信頼できる国内の印刷事業者に頼んでいます。試作時に出来上がりをチェックいただきながら、お客様のイメージを実現すべく、工夫を重ねています。

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