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キーボード/シンセサイザー専用ボックスのこと

キーボード・シンセサイザー用の段ボール箱がなぜ存在しないか?

キーボードやシンセサイザーを運送するのは、実に大変です。多くの楽器店や楽器を扱うリサイクルショップなどでご苦労なさっていると思います。キーボードを頻繁に移動するアーティストにとっても、頭痛の種でしょう。

しかし、キーボード専用の段ボールは、他ではほとんどありません。なぜでしょうか。おそらく以下の理由によります。

理由1:キーボードのサイズが多様

キーボードは、鍵盤の数が違えば長さが変わり、付随する機能次第で、幅も厚みも変わってきます。段ボールのビジネスは、基本的な規格を大量に作ることでコストを落とし、大量に販売するモデルです。キーボードのような特殊でサイズにバラエティのある段ボールを作ることは、段ボールビジネスの常識に反するのです。

理由2:需要が小さい

上記のようにサイズがバラバラの上、実際に需要が少ない点もキーボードに特化した段ボールがない理由です。日用雑貨のように大量に流通するものではないからです。しかし、パンデミック下でも家で楽器を始める人たちも増えてきているとのこと。

理由3:ニーズが顕在化しない

上記の状況の帰結でもあるのですが、ユーザーのニーズが顕在化しないのも理由の一つです。「キーボードを包むのは面倒だ」とか「補強が難しい」などと思ったとしても、それを解決することができると思わないし、実際にそれを段ボール業者に伝えることもないのが実情です。

PACKAGE ARTが作る理由

では、なぜPACKAGE ARTはキーボード用の段ボール箱を開発したのか。しかも鍵盤の数やサイズに応じて6種類(段ボール板タイプ2種+筒型タイプ4種)も!

それは一言で言えば、楽器への愛です。楽器を扱う人たちの気持ちが分かるからです。段ボール製造という切り口から、日本の楽器販売や流通に貢献したいと考えているからです。

キーボード専用段ボールの特徴

PACKAGE ARTのキーボード用のダンボールは、板タイプと筒型タイプの2タイプがあります。筒型タイプは、外からの衝撃負担がかかりにくい優れものです。また板タイプは、筒型では規格が合わないキーボードの包装に向いています。

以下の特徴があります。

特徴1:サイズが豊富、カスタムOK!

規格品として6種類を用意していますが、自社で段ボールを成形していますので、カスタムオーダーも受け付けています。

特徴2:オーバーフラップ型(筒型)

キーボードを収納する容易さから考えれば、胴体をそのまま横置きで包む方法が一番です。段ボール板タイプは、まさにその方法で包装がしやすいようにデザインされています。

しかし、、キーボードの胴体は長く、段ボールを張り合わせる時に不便です。またうまく貼り合わせることができないと移動中に不安定なことになります。

このため、アップグレードした筒型タイプの方はオーバーフラップ式を採用しています。胴体の端から押し入れるタイプです。少し入れにくいですが、蓋の部分が二重になっているので、きちんと閉めれば強度はあり、低コストで作れるのがメリットです。弊社でも、ギター用やサーフボード用に使われています。

特徴3:補強用のオプションが豊富

大事なキーボードに傷がついたり、移動中の揺れで支障があってはいけません。PACKAGE ARTでは、様々なタイプのクッション、キーボードの端が傷つかないための底上げパーツ、さらには各種ラベルをご用意しています。

段ボールで差別化!

お客様にキーボードを配送する際のちょっとした気遣いではありますが、専用の段ボールを利用することで、ぜひ他社とのサービスの差別化にご利用ください。特に一部のユーザーには高級志向が高まっています。御社の付加価値を上げるためにも、専用段ボールの利用はアピールのできる点です。

ぜひ、活用をご検討くださいませ。

筒型タイプ No. 1

筒型タイプは、サイズに応じて4種類あります。その内のひとつをご紹介。カスタマイズも承っています。

外からの衝撃負担がかかりにくい筒式形状なので、大切な中身も 安心して梱包・発送可能。
少量のテープで簡単に封もでき、作業の手間を削減します。

キーボードの他、長尺物の梱包にもお使いいただけます。

箱の中央部分には折れ線を入れており
少量でご注文いただく場合に、余計な送料コストをご負担させないように
ここで折って納品しておりますのでご了承ください。


梱包には別売の気泡緩衝材エアーキャップが定番人気。
特に鍵盤部分はしっかり保護することをおすすめいたします。

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