引き出し式
引き出し式
- スライドさせて開く動作を行う箱。
- かぶせ式の身箱と、ケース(三方背)を組み合わせた形状。
- 身箱にリボンや指掛をつけることで開けやすくすることもできる。
長所
形状が、家具の引き出し(収納)を想起させるため商品を販売するパッケージ用途のみならず、その後の保管用途や小物入れとしても再利用されやすい。
身箱を引き出す構造なので、数段重ねる形状製作が可能。段別に中身を分けて考えることもできる。
全体像がすぐには見えず、箱の手前から徐々に見えるので期待感が高まる。
蓋を開けて中身を取り出すまでのアクションが少ない。
短所
- 薄い物は製作できず、厚み35mm以上必要。
- サイズが大きいと引き出しにくくなる。
- サイズの大きいものや重量物に対しては箱が傷むので不向き。
使用シーン
- リング、ネックレスなどのジュエリーケースとして使用されることが多い。
- 保管用途に適しているため、繰り返し開け閉め(出し入れ)する商品に使用されることが多い。
事例
- 家具素材サンプルケース:段ごとに素材を分け、来客者に説明するためのサンプルケースとして
- 不動産投資用証書入:身箱部分をブック式に変えることで、辞書のような重厚感があり保管を想起するケースとして
コスト
- 引き出し部分のリボンを取り付けることでコストがかかる。内容によっては抜型代も別途発生する。
- 箔押を行う場合は別途「箔版代」と「箔押代」が必要。(箔押代は通常、箱代に含めて算出)
事例集
製作中