機器のポータブル化と持ち運び重視のパッケージ
製品の進化や現場ニーズの変化は、梱包・パッケージにも確実に影響を及ぼしています。そんな業界のトレンドから見えてくる「パッケージにできること」を掘り下げてお届けいたします。
今回は、点検・検針用の端末などのポータブル化を背景に「保護性」と「携帯性」を両立するためのパッケージ設計についてご紹介します。

当社では精密機器関連のお客様も多く、今回は業界理解を深めるため、消火設備やガス容器内の残量を点検する「超音波式ガス残量計」を開発されている企業様にお話を伺いました。
従来の点検方法
- 容器を外して重さを測る → 大変
- 放射線を使って測る → 危険&高い
開発された点検機器
- 超音波で外から安全にチェック
- 小さくて持ち運びカンタン
- すぐに正確に測れる
このように機器のポータブル化が進むなかで、そのパッケージも「保護性」を重視したものから「持ち運びやすさ」や「出し入れのしやすさ」を重視するパッケージへと求められる機能が変化していきます。
そうした視点から設計された「持ち運び」重視のパッケージ事例をご紹介します。
【制作事例】

地震測定器向け 多素材パッケージ
わずかな振動も影響する精密機器であったため、複数資材を組み合わせて保護性を強化。強度と携帯性を両立するFRPケースを採用した事例です。
■数量:6セット
担当営業コメント
「ケース内には発泡性緩衝材(エペラン・ウレタン)を使い、外装には輸送性とコストバランスを考慮し段ボールを採用。資材ごとの特性を活かしました。」

手提ダンボール
医療機器運搬用の手提式ダンボール箱。ご使用時組み立て式なので、省スペースで保管できます。箱の表面は白色でまとめ、清潔感を演出。持ち手は差し込み式のプラスチック製で、着脱も簡単です。
■数量:100セット
担当営業コメント
「持ち手付きダンボールは中身の重量によって破損しやすいため、使用環境や中身の重量をヒアリングし、試作で確認いただき、安心して持ち運べる仕様に仕上げました。」
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